性善説・性悪説に頼らない中国との付き合い方

法務

中国のことを語るうえで必ずと言っていいほど登場する「性悪説」という言葉。

居酒屋の会話であるなら良いのですが、ビジネスを進めていく上では何ら解決の緒にもなりません。

善・悪という相対的な人の価値観を頼りにビジネスをしている以上、そのビジネスは必ず失敗します。

国の内外にかかわらず、ある人にとって善であっても、別の人にとっては悪であり、人の内心にかかわるものは、どのような考えであっても自由であり、このことは日本人同士の取引であっても同じことです。

異なる価値観を持った人同士が取引をするときの拠り所になる契約ですが、契約ルール一つを定めるときでも、相手が守りたくなるようなルールをつくることが契約書の良し悪しを決めます。

こちらの都合でルールをきめても、それが守られなければ契約書はただの紙切れにすぎません。

相手が何を考えているのか、相手がどのようなことをしたいのか、ということを十分に研究し、ルールを守るとよいことがある、ルールを守らないと悪いことが起こる、というような相手が守りたくなるルールをつくることが必要です。

間違っても意識改革などいうマインドコントロールで自分の価値観を相手に押し付けてはいけません。